先進諸国が直面する人や社会の複合課題を解決するための新たな学術領域、「サイバニクス」。「サイバニクス」とは、人、ロボット、情報系を中心として、脳・神経科学、行動科学、ロボット工学、情報技術(IT)、人工知能、システム統合技術、生理学、心理学、哲学、倫理、法学、経営などの異分野を融合複合した新領域です。
筑波大学に拠点を置き、人とテクノロジーと社会が密接につながった国際サイバニクス研究開発拠点として、医工融合、産官学民の新連携体制、地域・国際連携によって、国内連携機関(研究開発成果を社会実装し、好循環イノベーションを推進する未来開拓型企業CYBERDYNE株式会社、他)、欧州連携機関、米国連携機関などとの国際協働を実現しています。
「人とテクノロジーの共生する社会」=「テクノピアサポート社会」の実現、我が国が提唱する未来社会 “Society 5.0/5.1” への社会変革、「好循環のイノベーション」の実現に向けて力強く挑戦しています。
Yoshiyuki Sankai
研究統括
山海 嘉之筑波大学 システム情報系 教授、
筑波大学 サイバニクス研究センター 研究統括、
筑波大学 未来社会工学開発研究センター センター長、
CYBERDYNE株式会社 代表取締役社長/CEO、
内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
プログラムディレクター
プロフィール
Yoshihiro Kuroda
センター長
黒田 嘉宏筑波大学 システム情報系 教授、
サイバニクス研究センター センター長
プロフィール
2000年京都大学・総合人間学部・基礎科学科卒。2005年京都大学・大学院情報学研究科・博士後期課程修了。博士(情報学)。
京都大学医学研究科特任助手、大阪大学基礎工学研究科助手、大阪大学サイバーメディアセンター准教授、大阪大学基礎工学研究科准教授を経て、2019年筑波大学システム情報系教授。
現在に至る。
2019年、日本VR医学会理事。2020年、日本バーチャルリアリティ学会およびヒューマンインタフェース学会理事。
生体物理シミュレーション、感覚フィードバック技術、サイバニクス、生体画像処理、医用人工知能、医用システム、及びサイバー空間と物理空間をシームレスに融合した人支援情報システムに興味をもつ。
2005年、医用バーチャルリアリティに関する研究にて京都大学より博士(情報学)の学位を取得。
2019年より筑波大学ライフエンジニアリング研究室を主宰、研究活動を行う。
2002年 、ドイツ学術交流会(DAAD) 奨励奨学生として、ハンブルク大学病院医療数理計算機学研究所へ留学。
2004年 、情報処理振興事業協会(IPA)未踏ソフトウェア創造事業 研究代表者。
2012年、スタンフォード大学CHARM Lab(Center for Design Research, Allison M. Okamura教授)客員研究員。
2019年より筑波大学サイバニクス研究センター担当、2023年10月よりセンター長。
IEEE、ACM、日本バーチャルリアリティ学会、ヒューマンインタフェース学会、VR医学会、日本生体医工学会、日本医用画像工学会等各会員。
Kenji Suzuki
副センター長
鈴木 健嗣筑波大学 学長補佐/システム情報系 教授、
サイバニクス研究センター 副センター長、
オープンイノベーション機構 つくば未来都市プロジェクト長、
附属病院 未来医工融合研究センター 副センター長
つくば市 顧問(スマートシティ/スーパーシティ・アーキテクト)
プロフィール
1997年早稲田大学・理工学部・物理学科卒。
日本学術振興会特別研究員(DC1)、早稲田大学理工学部応用物理学科助手、筑波大学講師、准教授を経て、2016年筑波大学教授。
現在に至る。
2011-2015年JST さきがけ研究者。
2014年・2019年より JST CREST研究代表者。
人工知能、拡張生体技術、サイバニクス、医療・福祉・介護支援ロボット、人支援ロボティクス、社会的インタラクション/発達支援研究、機械学習理論、及び人間−機械系の適応的インタラクションに興味を持つ。
2003年、人間−機械系におけるマルチモーダルコミュニケーションに関する研究にて早稲田大学より博士(工学)の学位取得。
2006年より筑波大学人工知能研究室を設立、研究活動を行う。
1997-1998年、共同研究のため、音楽情報研究室(Laboratorio di Informatica Musicale、イタリア・ジェノヴァ大学工学部システム・情報・通信学科、Antonio Camurri教授)において、感性を考慮したロボットの研究プロジェクトに参加。
2009年、知覚・運動生理学研究室(Laboratoire de Physiologie de la Perception et de l’Action, College de France / CNRS,Alain Berthoz教授,フランス・パリ)客員研究員。
歩行の運動生理学に基づく歩行支援技術の応用に関する研究に従事。
2011年よりサイバニクス研究センター担当、2017年よりセンター長。
2013年より筑波大学附属病院未来医工学融合研究センター副部長。
2018年より筑波大学人工知能科学研究センター ヒューマンテクノロジー部門長。
2020年より筑波大学オープンイノベーション機構 つくば未来都市プロジェクト長。
筑波大学次世代ロボティクス・サイバニクス学域メンバー、エンパワーメント情報学プログラム企画室員・運営委員(文部科学省博士課程リーディングプログラム)担当。
ヒューマニクス学位プログラム運営委員(文部科学省卓越大学院プログラム)。
2019年よりIEEE Robotics and Automation Sociery, AdCom member(理事)。
IEEE、ACM、日本ロボット学会、情報処理学会、人工知能学会等各会員。