01 センター紹介

サイバニクス

先進諸国が直面する人や社会の複合課題を解決するための新たな学術領域、「サイバニクス」。「サイバニクス」とは、人、ロボット、情報系を中心として、脳・神経科学、行動科学、ロボット工学、情報技術(IT)、人工知能、システム統合技術、生理学、心理学、哲学、倫理、法学、経営などの異分野を融合複合した新領域です。

筑波大学に拠点を置き、人とテクノロジーと社会が密接につながった国際サイバニクス研究開発拠点として、医工融合、産官学民の新連携体制、地域・国際連携によって、国内連携機関(研究開発成果を社会実装し、好循環イノベーションを推進する未来開拓型企業CYBERDYNE株式会社、他)、欧州連携機関、米国連携機関などとの国際協働を実現しています。
「人とテクノロジーの共生する社会」=「テクノピアサポート社会」の実現、我が国が提唱する未来社会 “Society 5.0/5.1” への社会変革、「好循環のイノベーション」の実現に向けて力強く挑戦しています。

概要

研究統括

Yoshiyuki Sankai

研究統括

山海 嘉之

筑波大学 システム情報系 教授、
筑波大学 サイバニクス研究センター 研究統括、
筑波大学 未来社会工学開発研究センター センター長、
CYBERDYNE株式会社 代表取締役社長/CEO、
内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
プログラムディレクター

  • プロフィール

    • 1987年筑波大学大学院修了。工学博士。
      日本学術振興会特別研究員、筑波大学機能工学系助手、講師、
      助教授、米国Baylor医科大学客員教授、筑波大学機能工学系教授
      を経て現在、筑波大学システム情報系教授、サイバニクス研究セ
      ンター研究統括、未来社会工学開発研究センター センター長。
      CYBERDYNE(株)代表取締役社長/CEO。
      内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)プログラム
      ディレクター。
      2007年文部科学省G-COEサイバニクス国際教育研究拠点リーダー、
      2010年内閣府 FIRST:最先端サイバニクス研究プログラム統括者、
      2011年筑波大学サイバニクス研究センター センター長、2014年
      内閣府ImPACT:革新的研究開発推進プログラム プログラム・
      マネージャー、2016年文科省地域イノベーションエコシステム
      事業プロデューサー、世界経済フォーラムGlobal Future
      Council (Production)、Global Precision Medicine Council、
      第四次産業革命センター(サンフランシスコ本部)センターパー
      トナーを歴任。
      スウェーデン王立工学アカデミー インターナショナルフェロー、
      日本ロボット学会フェロー、計測自動制御学会フェロー。
      国際標準化機構(ISO)や国際電気標準会議(IEC)などの Personal
      Care Robot及びMedical Robot委員会のエキスパートメンバー
      として国際規格の策定にも従事。
      新領域【サイバニクス:人・AIロボット・情報系の融合複合】を創 成。
      2004年6月には、研究成果で社会貢献すべく医療・福祉・ 生活・
      労働・生産等の分野における革新的ロボットやサービス等の研究
      開発・製造・販売を行う未来開拓型企業 「CYBERDYNE(サイバー
      ダイン)」を設立。
      2013年度「IPO of the year」を受賞、2014年度「Innovative Equity Deal of the Year」を受賞(トムソン・ロイター社、史
      上初の2年連続受賞)。
      内閣府スーパーシティ/国交省スマートシティ/つくば推進協議
      会の中核メンバー、筑波会議設立中核メンバー、内閣府の府省連
      携の出口を見据えた研究開発プログラム「第3期SIP」のプログラ
      ムディレクターとしても活動中。
      サイバニクスを駆使することで、超高齢社会が直面する社会課題
      解決のために、革新技術創生、新産業創出、人材育成を同時展開
      し、好循環のイノベーションを推進しながら未来開拓に挑戦して
      いる。
      主な受賞として、2005年The 2005 World Technology Award
      大賞、 2006年グッドデザイン賞金賞、 2007年経済産業大臣賞
      2009年平成21年度全国発明表彰 “サイボーグ型ロボット技術の
      発明” 21世紀発明賞、2014年Edison Awards 金賞、DealWatch
      Awards 2013, IPO of the Year(トムソン・ロイター)、 2015年
      DealWatch Awards 2014,Innovative Equity Deal of the
      Year(トムソン・ロイター)、2016年ロボット大賞 厚生労働大臣
      賞、 2017年日本ベンチャー大賞 内閣総理大臣賞、2019年文部科
      学大臣賞 技術経営 イノベーション賞、2019年市村産業賞 貢
      献賞、2019年 紫綬褒章、2020年 知財功労賞 経済産業大臣表彰
      など、 他多数。

センター長

Yoshihiro Kuroda

センター長

黒田 嘉宏

筑波大学 システム情報系 教授、
サイバニクス研究センター センター長

  • プロフィール

    • 2000年京都大学・総合人間学部・基礎科学科卒。2005年京都大学・大学院情報学研究科・博士後期課程修了。博士(情報学)。
      京都大学医学研究科特任助手、大阪大学基礎工学研究科助手、大阪大学サイバーメディアセンター准教授、大阪大学基礎工学研究科准教授を経て、2019年筑波大学システム情報系教授。
      現在に至る。
      2019年、日本VR医学会理事。2020年、日本バーチャルリアリティ学会およびヒューマンインタフェース学会理事。

      生体物理シミュレーション、感覚フィードバック技術、サイバニクス、生体画像処理、医用人工知能、医用システム、及びサイバー空間と物理空間をシームレスに融合した人支援情報システムに興味をもつ。
      2005年、医用バーチャルリアリティに関する研究にて京都大学より博士(情報学)の学位を取得。
      2019年より筑波大学ライフエンジニアリング研究室を主宰、研究活動を行う。

      2002年 、ドイツ学術交流会(DAAD) 奨励奨学生として、ハンブルク大学病院医療数理計算機学研究所へ留学。
      2004年 、情報処理振興事業協会(IPA)未踏ソフトウェア創造事業 研究代表者。
      2012年、スタンフォード大学CHARM Lab(Center for Design Research, Allison M. Okamura教授)客員研究員。
      2019年より筑波大学サイバニクス研究センター担当、2023年10月よりセンター長。
      IEEE、ACM、日本バーチャルリアリティ学会、ヒューマンインタフェース学会、VR医学会、日本生体医工学会、日本医用画像工学会等各会員。

副センター長

Hiroaki Kawamoto

副センター長

河本 浩明

筑波大学 システム情報系 教授、
筑波大学 サイバニクス研究センター 副センター長

  • プロフィール

    • 2004年,筑波大学大学院システム情報工学研究科知能機能システム専攻博士課程修了.博士(工学).財団法人医療機器センター リサーチレジデントを経て,2009年4月,筑波大学システム情報系助教.2015年4月,同准教授.2024年12月,同教授.現在に至る.2025年,イタリア技術研究所(Istituto Italiano di Tecnologia:IIT)Advanced RoboticsのAffiliated Researcherとして研究活動に従事.同年,ジャパン・バイオデザイン第11期フェローとして,医療機器・医療技術の創出と社会実装に向けた活動に取り組んだ.

      人・AIロボット・情報系を融合複合するサイバニクスを基盤に,人の意思とロボットの動作を双方向につなぐ「人・ロボット一体化技術」を専門とする.装着型サイボーグHALにおける人・ロボット一体化制御の基本原理を確立したほか,医師・医療従事者との医工融合研究体制を構築して革新的なロボット治療技術の創出を進め,その成果を臨床応用,安全技術・国際標準化,大学発ベンチャーを通じた社会実装へと展開してきた.現在は,これらの成果をHuman-Cyber-Physical System(HCPS)へと発展させ,人と自律型ロボットが相互に適応・協調する新たな人協調ロボティクスの創出を目指している.

      博士課程では,生体電位信号と身体運動情報を介して人と装着型ロボットを結び,両者の間に感覚・運動の相互作用ループを形成する人・ロボット一体化制御技術を研究した.その成果として,人の意思に応じて装着型ロボットを動作させる随意制御の基本原理を確立するとともに,人とロボットが一体となって動作する装着型サイボーグHALの制御技術の基盤を構築した.2004年には,研究成果の社会実装を目的として設立された大学発ベンチャー,CYBERDYNE株式会社の創業に参画した.

      その後,人・ロボット一体化技術を体系化し,人の意思を反映する随意制御と,ロボット自身が動作を生成する自律制御を組み合わせたハイブリッド制御系を構築.装着型サイボーグHALに実装し,身体機能の補助・改善・再生を支援する技術へと発展させた.

      筑波大学着任後は,HALに関する医工融合研究体制の構築を先導し,医学と工学を融合した革新的なロボット治療技術の研究開発から臨床応用までを一体的に推進した.NEDO生活支援ロボット実用化プロジェクトでは,人間装着型生活支援ロボットの安全技術開発と安全性検証を進め,生活支援ロボットの安全要求事項を定める国際規格ISO13482の策定に携わった.

      2015年以降は,脳血管障害を対象としたHALの医師主導治験に参画し,データ解析,治験プロトコルの策定,研究運営及び医療機器化に向けた対応を担当するとともに,人・ロボット一体化技術のさまざまな疾患への展開を推進した.

      現在は,HALの研究開発を通して培った人・ロボット一体化技術を,人間・サイバー空間・物理空間を統合するHuman-Cyber-Physical System(HCPS)へと展開.搭乗型のモビリティロボットや,生活空間で人の動作を支援するモビリティアームなどを対象に,人の状態や意思をロボットに伝え,ロボットが捉えた感覚・環境情報を人にフィードバックする双方向の感覚・運動ループの構築に取り組んでいる.内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期では,人協調型ロボティクスの社会展開に向けた基盤技術開発の研究代表者を務めている.

      研究室では,人・AIロボット・情報系を高度につなぎ(Connection),巡らせ(Cycle),響き合わせる(Resonance)ことを研究理念に掲げ,人や社会の機能向上に資する新たな研究領域の開拓を目指している.

グローバルチャレンジ/
グローバリゼーション

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